「ねえ、クハブスは僕の事好き?」
「好きですよ」
「ねえ、クハブスは本当に僕の事が好き?」
「大好きですよ。」
「ハーポは僕の事が好きですか?」
「大好き。」
「ハーポが僕を好きであるように、僕もハーポの事を愛していますよ。」
「……少し冷えますね、紅茶を入れてきてあげましょう。」
きっとクハブスが好きなのは『僕自身』じゃない、『僕』の顔をしていた彼の『お兄さん』で
彼のお兄さんの顔をした『僕』だ。
「ねえ、クハブスは僕が死んだらどう思う?」
「…いきなり何を言い出すんですか?とても悲しいし辛い、それ以外になんと言えと?」
「じゃあ僕が死んだ後、僕そっくりのパートナーが現れたら契約する?」
「……契約しますね。」
「どうしたんですか?ハーポ。」
「ねえ、クハブスはお兄さんの事、今でも好き?」
「大好きです、とても尊敬していましたからね。」
「そういえば最近、ハーポはますます兄さんに似てきましたね…。」
クハブスの手が僕の頬を撫でる
優しい手つきがすごく気持ちが良い
「ねえクハブス。」
「なんですか?」
「少しだけ、ぎゅっとして欲しいんだ。」
「いいですよ、僕の大切なハーポ。」
クハブスはすごく優しくて、僕の事を大切にしてくれる。
クハブスだけは絶対に僕の事をいじめない。
僕は今日もクハブスの事が大好き。
いつクハブスは僕自身の事を好きになってくれるのかな…?
2010年3月3日水曜日
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