2010年1月4日月曜日

詩を読んでた【ロールプレイ練習用SS】

ハーポクラテスの周囲に大量の本が散らばっている。
詩集だ。
悲しみ、喜び、怒り…

……なんだなんだろう、これ?

彼は詩集に書かれたような、瑞々しい感情がわからなかった。

パートナーが彼の顔を覗き込む。

「…どうしたんですか?」

ハーポクラテスが空ろな顔で呟く。

「僕、頭がおかしいんだ。」

パートナーのクハブスがそれにうなづく

「ああ、確かに」


彼ら間にはしばらく本のページがめくられる音だけが響いた。

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